教育方針

和光幼稚園が大切にしている教育観

夢中になる世界で楽しさを実感する

さまざまな「対話」が子どもを夢中になる世界にいざないます。

自然との対話

和光幼稚園では1年を通じて野山に出かけていきます。

斜面をかけおり、崖を登りたくなる子どもたち。ドングリをポケットに入れ、跳ねるバッタを追いかけ、カマキリとにらめっこする子どもたち。

自然の中で出会う一つひとつが好奇心を刺激します。

ものとの対話

「ものづくり」では、身近な素材で木、粘土、紙、空き箱、土や草花などを使ってあそべるものをつくります。

つくったものであそび、さらにつくり変えてみる。

日ごとに変化していく「ものづくり」に、子どもたちは夢中になります。

金づち、釘、のこぎり、はさみ、のりなどの道具を使い、ものづくりをする面白さも大切にしています。

危ないから使わせないのではなく、本物の道具との出会いも、子どもの世界を広げていきます。

からだとの対話

子どもは走ること、跳ぶことが大好き。日常の生活・あそびの中で楽しみながら、からだを動かすことのおもしろさを学んでいきます。

ピアノや太鼓の音を感じてからだを動かすよろこび、鬼ごっこで走って逃げる楽しさと捕まえる面白さ、捕まった時の気持ちを感じること、どれも子どもを大きく成長させてくれます。

縄跳びや水泳でのふし浮きなど、ちょっと抵抗感のあるむずかしい技との出会いでは、葛藤する時間も大切にしています。

文化(絵・うた・踊り・絵本)との対話

描画、うた、踊り、絵本などの文化をとおして子どもの楽しみを広げ、人との関わりを広げていきます。

上手い下手ではなく、自分が表現したいことが形になることやその過程を大切にしています。

幼稚園の絵本コーナーには選りすぐりの絵本が並んでいます。子どもの世界を豊かに広げる絵本との出会いも大切にしています。

友だちとの対話

子どもたちにとっての幼稚園生活は刺激たっぷりの大冒険のようなものです。それを支えるのは友だちの存在。たくさんあそんでたくさんしゃべって、たくさんぶつかり合いながらかけがえのない関係を作っていきます。

自分が受けとめられている安心感とともに他者との関わりを豊かにしていく

子どもの自己肯定感を育てる教育

保育の土台は「子どもとの対話」。お母さんお父さん、そして先生といったおとなは、子どもたちの気持ちを受け止めていくことが何より大切です。

子どもは、ぐずったり、けんかしたり、おとなに反発したりすることがよくあります。子どもが発信する「いや」や「不満」には何か理由があるのです。その自分の思いを受けて止めてもらえていないと感じている限り、いつまでも子どもの気持ちは納得しません。

自分の思いを受け止めてもらったという実感から、安心感とおとなへの信頼感が生まれ、相手の話を聞く気持ちになれるのです。自分をわかってもらえた体験がもとになって、他者の気持ちを考えるようになります。